今回は最近読んだ小説のお話です。
(・ω・)ノ
目次
佐々木とピーちゃん
著者:ぶんころりイラスト:カントク
ペットショップで購入した可愛い文鳥は異世界から転生してきた賢者様だった
佐々木がペットショップで購入した文鳥は、異世界から転生した高名な賢者様だった。
可愛らしい賢者様に世界を超える機会と強力な魔法の力を与えられ、佐々木は異世界へと現代の物品を持ち込んで商売を開始。
世界間貿易でお金を稼ぎ、魔法の訓練をして、美味しい物を食べまくる――そんな悠々自適なスローライフを目指してみるも、ある日のこと、会社からの帰り道で佐々木は異能力者と遭遇する。
賢者印の魔法で異能バトルを切り抜けるが、その実力を見込まれて内閣府超常現象対策局という異能管理組織からスカウトされ、晴れて転職先が決定してしまい……?
異世界ファンタジーに異能バトルに年の差ラブコメ(?)。
さらには魔法少女、ご近所JC、同僚JK、貴族、ロリババア、王子etc…属性ジャンル全部乗せでお贈りする、アラフォーリーマン佐々木&文鳥賢者ピーちゃんコンビの異世界と現代日本行ったり来たり物語。© KADOKAWA CORPORATION 2020
金髪ロリ文庫ことぶんころりさんの書籍化済みの小説。
漫画化済みにアニメ化が決定している人気シリーズ。
金髪ロリ文庫さんは名前の通り金髪ロリ好きの小説作者さん。
書籍化に当たり名前をぶんころりに変更。
金髪ロリ文庫→きんぱつろりぶんこ→ぶんころり
ぶんころりさんが金髪ロリ文庫さんだったとは私じゃなければ見逃しちゃうところですね!
ヽ(´▽`)/
ぶんころりさんの作品は割と下ネタ多め。
エッチなのではなくて大と小とかの方。
主人公が戦闘時に色々お漏らししたりするんですけど、その辺りが冬色のには受け付けなかったんですが、今作はその辺りが気にならなくなるくらい控えめでした。
ぶんころりさんの作品の主人公でお漏らししていないのは最初から強い「西野」くらい?
(。´・ω・)?
ぶんころりさんの作品はちょこちょこと読んでいましたが、金髪ロリ吸血鬼が宝石に封印されていたお話の頃から主人公が初戦闘でお漏らししていた記憶がありますね。
今作では主人公の佐々木が戦争に巻き込まれたときにちょこっとお漏らししただけで、その後は全然そういう描写が無かったので拒否感が全然沸かなかったです。
(*´ω`*)
小説の作者さんには主人公が人を殺す場合は葛藤させないと書けないみたいな、どうしても小説を書く上で譲れない要素があると思います。
たぶん、ぶんころりさん的には一般人主人公が初めて殺し合いに巻き込まれたら、戦闘の恐怖から色々お漏らししてしまうというのが外せないんでしょう。
田中のアトリエだとその辺りが激しかったので、拒否感が強くて読めなかったんですよね。
σ(^_^;)
今作「佐々木とピーちゃん」はその辺り最低限で、主人公の佐々木が社会に着かれたサラリーマンという事で色々共感できてしまいスルスルと読めました。
(/・ω・)/ワーイ
ちょうど最新刊の七巻が5/25に発売という事で、発売するのが楽しみですね。
(*≧∀≦*)
佐々木とピーちゃん ストーリー
内容はそれなりに会社で上手く立ち回っている中年サラリーマンの佐々木が主人公。
先が見えない不安を感じながらも転職する勇気もない疲れ果てた佐々木。
ある日そんな佐々木は疲れ果てた心を癒すためにペットショップでインコを購入。
ささやかな癒しをゲット、これからも頑張ろうと思っているとインコが喋りだしたのである。
インコ「我が名はピエルカルロ。異界の徒にして星の賢者!!」
佐々木「!?!?」
最初は佐々木も受け入れがたい現実に困惑するものの、インコのピーちゃんの力で異世界転移した事で現実を受け入れるしかない状況。
そんなこんなではじまるファンタジー異世界訪問。
働く事に疲れ果てた社畜と死ぬまで国のために頑張り続けた元異世界の賢者のインコの二人(?)は異世界を訪れてスローライフを楽しむために邁進するのでした。
(/・ω・)/ワーイ
元賢者のインコのピーちゃんが賢過ぎて日本の貨幣事情を即理解。
異世界の物品を日本でさばく事は難しいけれど、日本の物を異世界でさばくのは有りと二人で判断。
二人は「狼と香辛料」みたいな事をしながらお金を稼ぎ、異世界で漫遊するのでした…だと話が終わってしまいます。
(*´∇`*)アハハ
異世界で稼いだお金の額が大きすぎて、ビビる佐々木。
またピーちゃんの手ほどきにより魔法を使えるようになり、目下の目標はピーちゃんの瞬間移動魔法。
佐々木曰く「通勤魔法」。これさえあれば朝晩の通勤に悩まされる事が無くなるため、佐々木としては喉から手が出る程欲しい魔法。
そんな感じで始まるゆるい異世界訪問のスローライフ。
しかし異世界の物品の日本での換金手段の無いこのままでは佐々木の日本での貯金が減っていってしまうのが目下の悩み。
そんな時に日本で佐々木が超能力バトルに巻き込まれてしまい、襲われていた女性を魔法の力で助けた事を切っ掛けにして強制的に佐々木が国家直属の異能者組織に所属する事に。
(;´・ω・`)
しかし、バックに日の丸親方が居る組織、すなわち公務員。
将来の見えない会社で働いていた佐々木にとっては公務員への誘惑は抗いがたく、お賃金も凄まじいためそのまま所属する事に。
ピーちゃんと出会った事を切っ掛けにしてさらには「魔法少女」「天使と悪魔」「宇宙人」まで登場して佐々木の周りはどんどん賑やかになっていくのでした。
ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪
世界観ごちゃ混ぜのカオスなお話。
基本は地球では魔法の実力を隠して異能者組織で働きつつ、定期的に異世界に訪れてリフレッシュ。
異世界を訪れている時の時間の流れが違い、地球の一日がだいたい異世界では一か月。
時間の流れが不定期ではあるものの、佐々木が異世界で行った行動の影響が佐々木目線だとすぐに反映されるためその辺りのギミックが話と噛み合っていて異世界の物語はサクサク進行します。
佐々木とピーちゃんの目的はお金を稼いでリフレッシュする事ですが、訪れた異世界は中世風味のファンタジー国家ですので国家の戦争に巻き込まれる事も。
佐々木のスタンスとしては何時でも逃げればいいかなーという感じで余裕がありますが、訪れた異世界がかつてぴーちゃんが賢者様として守っていた国だったりするので、ピーちゃんにお世話になっている手前ある程度は過ごしている国の手助けをします。
商人プレイも楽しいですが、有り余る資金とピーちゃんの魔法を背景に国家を舞台に内政したり戦争に助力したりします。
気が付けば爵位を貰ってどんどん出世しちゃったりもします。
(*´ー`*)
異世界だと親しくなった異世界の貴族のお姫様とも仲良くなりつつ、日本でも極貧女子中学生の「お隣さん」を始めとした女の子が佐々木の周りに現れます。
主人公は社会生命が大事な社会人なので、幼い子に攻められると社会的に死んでしまう事が頭をよぎるくらい枯れている後ろ向きの性格。
ライトノベルを読む人の年齢層も上がってきているみたいですので、主人公の佐々木に共感できる人は多そうという印象。
かくいう冬色も社畜あるある話に共感の一言しかないのでした。
(∩´∀`)∩ワーイ
主人公のほどほどの強さと社畜感溢れるおじさんな事が共感できるのがポイント。
ごった煮の世界観なので色々なヒロインが登場するのがポイント。
と言った感じですね。
序盤の面白さは抑え気味。
異世界に訪問するようになり異能者組織に所属するようになったからが物語の本番。佐々木が混沌とした状況に巻き込まれていくに従いどんどん面白くなっていくのです。
(。-`ω-)
主人公の佐々木は最強では無いですがピーちゃんの薫陶を受けたそれなりの腕の魔法使い。
さらに佐々木とピーちゃんと組めば最強クラスの敵だって立ち向かう事ができるという感じの丁度良い強さの塩梅。
興味が沸いたなら一度読んで貰いたい作品ですね。
ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪
ごちゃ混ぜ世界観なので作者さんの好きな要素全部載せ。
異世界の時間の流れが違うのは良いギミックですが、作者さんの管理が大変そうと思いました(こなみかん)。
(´▽`)
ヒロイン
「佐々木とピーちゃん」に登場するヒロインは様々。
佐々木の性格からガッツリと恋人関係になるヒロインは居ませんが、重い感情を向けられたり縁談が舞い込む事もあります。
ヽ(´▽`)/
佐々木のアパートに住んでいる女子中学生の「お隣さん」。
お隣さんは母子家庭で母親から虐待を受けており、佐々木からのこっそりと渡される差し入れで命を繋いでいるサバイバー。佐々木に湿度の高い感情を向けています。
お隣さんは天使と悪魔のデスゲームに巻き込まれた事から佐々木と接近する事に。
同じ組織に所属する事になった本人には色々秘密がある星崎パイセン。
日本での佐々木の相棒その一。
星崎パイセンはイケイケな性格で、佐々木が使える異能(と言い訳している魔法)と相性が良いため、佐々木を連れ回します。
敵対する組織のロリ婆異能者「二人静」。
日本での佐々木の相棒その二。
二人静は優秀な異能者で佐々木にちょっかいをかけてきて、最終的には共に働く事に。
星崎パイセンより後発ですが、地球での佐々木とピーちゃんの相棒と言うと二人静になりますね。
二人静は色々強い印象。
異世界のヒロイン枠なエリザ様。
異世界で佐々木とピーちゃんが骨を休める領地の貴族の娘で、善玉貴族の父親が大好きな女の子。
佐々木もピーちゃんに関わりのある貴族の娘さんという事で、ピーちゃんへの恩返しと合わせて色々と力を貸す事に。
後はちょこちょこと登場する背景が重いホームレスな「魔法少女」に書籍の六巻から登場する宇宙人の「十二式」まで登場。
魔法少女ちゃんはその背景から登場する機会は少な目。
宇宙人の十二式は最新巻から登場するも、その影響力から初登場から出番が多めという感じ。
今まで女っ気が無かった佐々木の周りに女の子が増えていきます。
(`・ω・´)
Webコミック
佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で異能バトルに巻き込まれた件 ~魔法少女がアップを始めたようです~
© KADOKAWA CORPORATION
漫画の方が読み易いかなと思って無料公開分の数話読んで、細心の話まで読むならやっぱり小説版を読もうと思って小説版に走りました。
試し読みしたり小説版の次巻待ちに読むのは良いかなと。
(・ω・)ノ
Web小説
佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で異能バトルに巻き込まれた件 ~魔法少女がアップを始めたようです~
作者: ぶんころり
【ご注意】
ウェブ版と書籍版では内容が異なります。
書籍版では主ヒロインが追加されております。—おしらせ—
【第4回カクヨムコン 異世界FT部門 特別賞受賞】
MF文庫J様発の新文芸として、1~6巻が絶賛発売中。
7巻は23年の春頃に発売の予定となります。
コミカライズが少年エースplus様で連載中です。—あらすじ—
ペットショップで購入した可愛らしい文鳥は、異世界から転生してきた高名な賢者様だった。与えられたのは世界を超える機会と強力な魔法の力。ならばと悠々自適な異世界ライフを目指すも、現代では異能力者なる存在と遭遇してしまう。万年平の草臥れた社畜が、予期せず巻き込まれた異能バトルを異世界の魔法で切り抜ける、異世界と現代日本、行ったり来たり物語。魔法少女付き。(小説家になろう様でも公開しております)掲載サイト:カクヨム
注意事項にあるように書籍版と比べるとWeb版ではメインヒロインが足りないとの事。
冬色は書籍で読んだのでちょっと断言しかねますが、たぶん湿度高めのヒロインの「お隣さん」の事かな?
(*‘ω‘ *)?
カクヨムで読めるのは書籍一巻、二巻くらいの内容。
なので作品の雰囲気を掴むのには良いかもしれませんが、ちゃんと読むなら書籍版の方が良いかなと思います。
冬色も書籍版で読みました。
(/・ω・)/ワーイ
今回のお話は以上になります。
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪