今回の記事はハーメルンの小説の感想と紹介です。
(・ω・)ノ
目次
「みく」の灯火
オリジナル:歴史/ノンジャンル
タグ:残酷な描写 性転換 TS(二重の意味) 精神的BL要素 ヒューマンドラマ シリアス作者:サンキューカッス
掲載サイト:ハーメルン
小説サイト・ハーメルンの小説。
歴史逆行×TS転生モノ。
受験失敗した学生(♂)が自殺したら過去の日本にTS転生していたというお話。
そして世界大戦時の戦乱の日本で生き抜いた一人の女性ミクとなって前世で軽々しく捨てた命の大切さを学びます。
幼児スタートから戦乱、良い人と出会い結婚してから老いて死ぬまでの物語。
「みく」の灯火
TS作品を結構作ってくれているサンキューカッスさんの短編作品。
サンキューカッスさん作品はTSモノでも癖が強い物が多い印象。
今回の短編は一話構成ですが三万文字を超えているので短編というには結構なボリュームですね。
戦争に巻き込まれて大切な物を喪っていくのは「TS衛生兵さんの成り上がり」に通じるものがあります。
現代の日本で受験に失敗した学生(♂)が主人公。
生きていても将来に希望が持てない彼はあっさりと自分の命を捨てる事を選択。
ビルから投身自殺を決行するのでした。
そして気が付くとまた一人の人間としての人生が始まっているというのが物語のスタートです。
(・ω・)ノ
幼児スタートな主人公は幼いなりに周囲の情報を収集。
転生した世界は太平洋戦争…第二次世界大戦が始まる直前の日本である事を知るのでした。
家族は母と兄との三人暮らし。
父親は戦争で徴兵されており会った事もなし。
暮らしている場所は東京なため、このままでは家族が戦争に巻き込まれるのではと幼いながらも家族を守ろうと奮闘するのでした。
そして主人公の頑張りを置き去りにして戦争とその影響によって荒れた社会に主人公とその家族は巻き込まれていきます。
(/・ω・)/ワーイ
「「みく」の灯火」はコメディー要素の強いTS作品を作られているサンキューカッスさんの作品にしては珍しくシリアスな作品。
第二次世界大戦前後を生きた一人の女性の人生に注目した物語。
ミクの戦争によって大切な物を喪っていく幼少期と、戦後の一つの出会いからミクの人生に救いが訪れる人間ドラマ。
ミクの幼児スタートから戦乱、良い人と出会い結婚してから老いて死ぬまでのお話。
そして前世で自分が投げすてた自身の命の重さを知るまでのお話ですね。
(・ω・)ノ
今作もTSしていますが、ミクのTSによる葛藤はあっさり風味。
「TS衛生兵さんの成り上がり」と同様に戦争に巻き込まれた主人公のミクがそれどころではない有様。
(/ω\)
激しいバトルが有ったり歴史を変えて日本を救うような展開は無いので、戦争系とかが好きな人からは少し好みが外れていそう。しかし過去の偉人のドラマとかが好きな人には刺さりそうな作品。
冬色もサンキューカッスさんの作品の作品なのでサクッと読めるコメディーかなーと思って手を出しましたが、思ったよりもシリアスでビックリしました。
(◎_◎;)
そしてミクという人間のドラマに引き込まれて一気に読んでしまいましたね。
(*´ー`*)
それと以前読んでいた時にハーメルンの評価を入れるのを忘れていたようなので、今回読み直したので高評価を入れておきました。
皆さんも面白いと思った作品には高評価を入れましょうねー。そうすると作者さんが作品を作るやる気の原動力になりますからねー。
ヽ(´▽`)/
今回はこんなところです。
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪