【やる夫スレ紹介・感想】やる夫は命を的に稼ぐようです‘68【的に稼ぐようですシリーズ】【◆wCogfUJ/Uw】【バトルロワイヤル】【完結】

やる夫は命を的に稼ぐようです‘68

 

タグ：完結 安価 

作者：◆wCogfUJ/Uw

まとめサイト：安価でやるお！

© やる夫RSS+インデックス

◆wCogfUJ/Uwさんのやる夫スレ作品。

ダイスと安価で殺し合うバトルロワイヤルなデスゲームシリーズの二作目。

長編完結済み。

1968年のベトナムを舞台に突然デスゲームに強制参加させられた商社マンやる夫が周りの陣営に食い物にされて死亡…

再スタートしたら作者も読者もタガが外れて悪魔みたいな外道やる夫が爆誕したお話。

(/・ω・)/ﾜｰｲ

スタート時にやる夫を脅かしてきた大物たちが最後にはやる夫に戦慄することになるのは圧巻。

良くも悪くもやる夫が一度死んでからが本番で、死んでからどんどん面白くなります。

(*´ー｀*)

ただし、スロースターターなので、ヒロイン達と絆を深めるのはちょっと遅めという印象。

やる夫は命を的に稼ぐようです‘68　ストーリー・感想

◆wCogfUJ/Uwさんのデスゲーム「命を的に稼ぐよう」シリーズの第二弾。

舞台は過去の世界ですが歴史を改変するような事は出来ない縛り。

作中に出て来る”ベトコン”はゲリラ組織の南ベトナム解放民族戦線の俗称。

当時の為替レートは1ドル＝360円ですね。

(・ω・)ノ

1968年の日本、急遽会社の都合でベトナムへ飛ぶことになった会社員やる夫が主人公。

ベトナムへ飛んだやる夫は米軍と取引をして、会社としての依頼は無事達成。

ただし、混沌とした情勢のベトナムでは平和ボケした日本人のやる夫はいいカモに見える模様。

なので、スリにあったりマフィアと接触したりとハラハラします。

σ(^_^;)

そしてやる夫は”運営”のニャル子(這い寄れ！ ニャル子さん)から強制的にとあるアイテムを渡された事により、強制的にデスゲームに巻き込まれていく事に。

(・ω・)ノ

右も左も分からないベトナムの街サイゴンを案内するのは、最初はスリとして出会った蘇芳（DARKER THAN BLACK）。

最初の出会いは悪かったものの、蘇芳は街の案内から情報収集と蘇芳は序盤の相棒として活躍してくれます。

(/・ω・)/ﾜｰｲ

さらには失踪した友人を追う記者の葵・トーリ（境界線上のホライゾン）と知り合ったりと、やる夫はベトナムで独自の交友関係を築いていきます。

今回のデスゲームのルールは前作と同様にざっくりと以下の通り(開催期間とかは微妙に異なる)。

・赤・青・黄のチームに分かれて所定のエリア(今回はやる夫の住む町)で殺し合い。

・優勝すればやる夫の借金を返せるぐらいの多額の賞金が支払われ、賞金は優勝チームの生き残りで頭割り。

・10日間でゲームは終了。

・優勝チーム以外の生き残りは”自動的に死亡”する。

・仲間殺しで別チーム移籍可能。

デスゲームの舞台となるベトナムのサイゴンはデスゲームの陣営以外にも南ベトナム軍・マフィア・ベトコン・反共十字軍が居れ乱れる混沌した情勢。

前作でもデスゲームの陣営に縛られない勢力が居ましたが、今作はその現地勢力としての繋がりが強めという感じですね。

(・ω・)ノ

そんな中に放り込まれた異邦人やる夫の明日はどっちだ(すぐ死にます)。

(°▽°)

デスゲーム開始からやる夫に意味ありげに接触する、反共十字軍代表ラインハルト・ハイドリヒ(Dies irae)。

訳有ってやる夫に辛く当たるベトナム軍のカン・ユー大尉(装甲騎兵ボトムズ）。

ベトコン(南ベトナム解放民族戦線)でカン・ユーに連行されたミルヒオーレ(Dog Days)。

やる夫に接触し、現地勢力以外の勢力を立ち上げようと動く神代リオ(遊戯王)。

リオのバックに居る強大な仏人富豪ギルガメシュ(Fateシリーズ)。

ベトナムの現地勢力+デスゲームのチームという混沌とした情勢の中で、温和で人が良いやる夫は街で襲われている人を助けようとするも、やる夫はヤムチャの凶弾に倒れてしまいます。

(/ω＼)

作者「誘導や描写に失敗したかも…申し訳ない」

読者「俺たちも悪かった！

…今度はちゃんと情報を集めるし、敵を倒すようにするよ！」

そんなこんなでゲームマスターの◆wCogfUJ/Uwさんも人が良すぎたやる夫の性格を少し強かに、やる夫を操作する読者も人助けマインドを捨てて本気でやる夫を操作してデスゲームに挑むことに。

結果、悪魔のような商社マンやる夫が爆誕！！

(∩´∀｀)∩ﾜｰｲ

…どうしてこうなった？

(*‘ω‘ *)？

最初は善良なやる夫が各陣営に振り回されていたのに、気が付けばどこの陣営も強かになったやる夫の口先八丁にどんどん振り回される事態に。

やる夫が力を付けていくほど、最初にやる夫を葬ったヤムチャの相対評価が高くなっていくのは笑ってしまいました。

(*´∇｀*)ｱﾊﾊ

そして覚醒したやる夫はミルヒオーレとカン・ユー大尉と同盟を結成。

カン・ユー大尉はやる夫に辛く当たるも、ミルヒオーレ達や幼い参加者には親身になって接します。

最初はカン・ユー大尉はやる夫へ態度から読者のヘイトを稼ぐも、やる夫がだんだん好き勝手にやるようになるとやる夫への態度が読者から残当と思われるようになってきたのは笑ってしまいましたwww

( ´艸｀)

ともかく、今作は相棒ポジションのミルヒオーレと合流してから本番。

本性を露にしたやる夫はミルヒオーレから辛辣なツッコミを入れられつつも、やる夫は複雑怪奇に絡み合ったそれぞれの組織の思惑の中、デスゲームを生き延びるためにあの手この手を使い出します。

(/・ω・)/ﾜｰｲ

ヒロイン候補は多数存在しましたが、今作「やる夫は命を的に稼ぐようです‘68」のヒロインと言えばやる夫の相棒枠のミルヒオーレに、中盤からやる夫と行動を共にするようになったやる夫に毒されてしまうシャナ(灼眼のシャナ)、最後は色々と残念なことになった陰謀を巡らすルサルカ(Dies irae)の三人ですね。

そして前作のきゅうべえポジションで裏ヒロインに残念運営のニャル子が配置という感じですね。

(*´ー｀*)

ニャル子「これから毎日サイゴン焼こうぜ！」

そして最後はギミックというか、ダイスを振った結果、作者さんの予想すら裏切って街が大惨事でデスゲームの盤外の勢力も巻き込んで大炎上。

最後の混沌を乗り越えたキャラクターが生き延びて物語はエンディングへ。

(/・ω・)/ﾜｰｲ

やる夫と組んだカン・ユー大尉はなんだかんだで良い奴で、この物語のキーマンと言っていい凄い漢でしたね。

最初は凄い色物に見えたクロコ子ちゃんこと、クロコダイン（ダイの大冒険）もAAと違っていい女で読者からも愛される良いキャラでしたね。作者さんの面白いキャラ付けが光っていました。

(*´ー｀*)

今作のやる夫は覚醒後の毒性が強く、ヒロイン達が良くも悪くもやる夫の思考に汚染されていくのも楽しかったです。

o(^▽^)o

やる夫は命を的に稼ぐようです‘68　まとめ

「やる夫は命を的に稼ぐようです‘68」はは◆wCogfUJ/Uwさんの安価系デスゲームやる夫スレ。

長編完結済みでシリーズ2作目。

時系列的には1作目よりも前の物語となっており、直接的な関係は無いものの1作目へ続く要素がチラホラという感じ。

物語的には今作単品で十分楽しめる作りとなっています。

(・ω・)ノ

デスゲームに巻き込まれたやる夫が混沌としたベトナムで生き延びるために頑張るお話。

一度ゲームオーバーになるまではやる夫が振り回される側なので読んでいてちょっとストレス。

一度やる夫が死ぬまでが長いプロローグという感じですね。

(´･ω･`)

ただし、復活したやる夫がゲームを生き延びるためにベラを回して相手を翻弄しだしてからが凄い楽しかったです。

徐々にやる夫に毒されていくツッコミ役のミルヒオーレとブレーキ役のカン・ユー大尉の存在が光ります。

(*´ー｀*)

前作「やる夫は命を的に稼ぐようです」のやる夫は一作目という事で王道キャラクターでしたが、今作のやる夫は交渉情報収集特化という味付けで前作とは違った安価・デスゲームモノが楽しめます。

o(^▽^)o

やる夫スレの紹介・感想は以上になります。