今回はドラマ・映画シリーズの紹介と感想を記事にしました。
(・ω・)ノ
目次
仮面ライダーBLACK SUN
時は2022年。国が人間と怪人の共存を掲げてから半世紀を経た、混沌の時代。
差別の撤廃を訴える若き人権活動家・和泉 葵は一人の男と出会う。
南光太郎──彼こそは次期創世王の候補、「ブラックサン」と呼ばれる存在であった。
50年の歴史に隠された創世王と怪人の真実。
そして、幽閉されしもう一人の創世王候補──シャドームーン=秋月信彦。
彼らの出会いと再会は、やがて大きなうねりとなって人々を飲み込んでいく。©東映・東映ビデオ・石森プロ ©石森プロ・東映
2022/10/28(金)公開の仮面ライダーBLACK SUN。
2022年と50年前の1972年の二つの時代が交差する”怪人”たちを中心にした人間ドラマ。
私はYouTubeの1分にも満たないCMを見て、凄い視聴したくなったので勢いのまま全話視聴しました。
ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪
上記の公式ホームページでCMなどの動画は視聴できるので、試しにCMや特別映像のみを視聴してみるのも良いかなーと。
私はCMを見て仮面ライダー熱に火が付いたので。
o(^▽^)o
と言うわけで早速視聴してきましたので、今回は感想とか紹介をネタバレに注意しつつ記事にしました。
(・ω・)ノ
苦い…あまりにも苦い怪人たちのドラマでした。
(´・ω・`)
物語の開始当初は悪い怪人に襲われるヒロインの葵ちゃんとそれを助ける謎のバッタ男のおじさんと言った感じ。
それが物語が進むにつれて明らかになる怪人達の苦難。
創世王と怪人誕生の秘密。
殺し合う怪人と怪人。
そして人間と人間。
何が正義で何が悪なのか…
味方が敵になり敵が味方にと次々に入れ替わる世界で仮面ライダー達は己の信念のために戦います。
(。-`ω-)
今作に登場する怪人達は本当に普通の人間と変わりません。
怪人に変身しても服を着ていたり、なんだったら街でご飯を食べていたりします。
そして人間たちに怪人が弾圧されている世界なので、そもそも仮面ライダーが倒すべき巨悪すらいません。
むしろ人間たちの邪悪さが際立つ作品です。
物語のメインはもちろん仮面ライダーではありますが、今作「仮面ライダーBLACK SUN」はそんな怪人達の群像劇なのです。
(・ω・)ノ
ネタバレに注意しつつ記事にしましたが、「50年前の戦い」の項目には若干のネタバレが含みますので気になる人は読み飛ばしてください。
50年前の戦い自体が物語の核心なので、色々重要な情報は伏せましたけど念のため。
σ(^_^;)
仮面ライダーBLACK SUN 登場キャラクター
仮面ライダーBLACK SUN/南光太郎
本作の主人公の仮面ライダー。
今回の作品「仮面ライダーBLACK SUN」は彼の長く苦しい戦いの歴史。
50年前の戦いで敗北し大切な物を失った落伍者。
裏社会で生き延びていたが、ある日今作のヒロイン葵が命を狙われている事を知った事で再び生き足掻く怪人達の渦中へ。
ヒロインの前に登場した当初はただの不審者でしたが、何度もヒロインの命を救い絆を得た事でヒロインから「おじさん」と呼ばれ慕われようになります。
和泉 葵
葵ちゃんは今作のヒロイン。
怪人達の人権問題に立ち向かう学生活動家。
日夜怪人差別を無くすために活動していたが、家族に託された物を切っ掛けに彼女の日常は崩壊していく。
一通りの悲劇と尊厳破壊を経験した子。
(°▽°)
仮面ライダーでは無かったですが、彼女も直接戦う力は無くとも怪人達の戦いに身を置き彼女の戦場で戦う戦士でした。
仮面ライダーSHADOWMOON/秋月信彦
今作のもう一人の仮面ライダー。
主人公の光太郎のライバルであり親友。
もう一人の主人公と言っていいキャラクター。
50年前の事件の敗北により50年間幽閉されていた男。
BLACK SUNの戦闘の影響により信彦を閉じ込めていたゴルゴムの監獄から脱出し、再び50年前の戦いの続きをするために光太郎の前に姿を現す。
なんだかんだで光太郎と信彦は衝突する事はあれどお互いを助け合いながら、目の前の大きな闇に立ち向かうのです。
(/・ω・)/ワーイ
新城ゆかり
今作のもう一人のヒロイン。
50年前の事件のキーマン。
50年前に光太郎と信彦と共に差別される怪人のために戦った人物。
50年後の世界では光太郎と信彦の隣には彼女の姿は無かった…
(/ω\)
南光太郎と秋山信彦 ブラックサンとシャドームーン
南光太郎と秋山信彦。
怪人ブラックサンとシャドームーンの二人は、同じ日蝕の日に産まれ父親同士も友人だった事も有り兄弟のように育った親友同士。
二人の見てきたものも出発点も同じであり目指す先も同じはずでした。
二人は普通の人間に虐げられる怪人のために手を取り戦う姿は、二人ならどんな困難も乗り越えれると信じさせてくれるものです。
(/・ω・)/ワーイ
故に物語の中盤で二人が手を取り合いゴルゴムに立ち向かうのは熱い展開でした。
(*≧∀≦*)
そして旧作が存在するからこそ、二人の結末は周知の通り。
しかし「仮面ライダーBLACK SUN」ではこの二人がどんな結末を迎えるのかは是非自分の目で見て欲しいですね。
やはり仮面ライダーを殺し合わせるならこの二人じゃないと。
(((o(*゚▽゚*)o)))<
お互いの強さも弱さも理解し合っている二人だからこそぶつかり合うのは悲劇…
(/ω\)
私はリアルの忙しい時期と被ってしまい平成ライダーは未視聴ですが、平成ライダーではライダー同士が戦う展開も割とよくある展開になっていたと思います。
たぶん仮面ライダー同士が戦うのは原作の「仮面ライダーBLACK SUN」が初めてだったような。
(。´・ω・)?
仮面ライダーも二人くらいの方が人物像が深堀り出来ていいと思うのですが、平成ライダーの出来はどうだったんでしょう。
仮面ライダーBLACK SUN 旧作との繋がり
今回の作品は旧作の続きではなくリメイク作品です。
なので旧作を見る必要は無いですが、リスペクトされている場面を見つけるとテンションが上がります。
ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪
ドラマ「仮面ライダーBLACK SUN」を視聴していると、懐かしいネタだなーと言う感じでチラホラと旧作ネタが散りばめられています。
蜘蛛男さんは仮面ライダーの一話で登場するのは定番な気がします。
特に最終話では旧仮面ライダーブラックのリスペクトが多く、私も小さい頃見ていて作品なのでテンションが上がります。
(*´ω`*)
旧作ではシャドームーンの愛剣だったサタンサーベルも、今作でもちゃんと出てきましたね。
サタンサーベルは持ち主を時代と共に変えながら最後には持つべき者の手に渡ります。
そんなに所有者が変わるわけでは無いですが、曰くのある魔剣のような感じ良かったです。
(*≧∀≦*)
そして最後の最後でコウモリ男の襲撃に旧BGMが流れるのはイカンでしょ。
ふふふと笑ってしまいます。
( ´ ▽ ` )
仮面ライダーBLACK SUNの過激な描写
ネタバレを伏せつつ語ると、「仮面ライダーBLACK SUN」は内臓やら目玉やらが飛び出るシーンが出てきます。
規制が緩かった頃の昭和の少年漫画くらいのイメージ。
(/・ω・)/ワーイ
当時の漫画といえばデビルマンとかその辺の血みどろな作品がイメージが近いかな。
いや、流石にデビルマン程ではなかった?
(。´・ω・)?
いや、あれはデビルマンだったわ(怪人の悲劇を見つつ)。
( ´∀`)σ)∀`)
まあ、血みどろな展開に怪人の製造技術があるならそういう事もするよねーという、善良な人間や怪人が本当にひどい目に遭うので子供たちには見せれない気がしましたね。
(°ω°)
50年前の戦いも何というか現実の血なまぐさい学生活動味が強いので、小さい子が見ると政府を転覆しなきゃ…っていう思いが生まれてしまいそうな程度には毒が強いです。
仮面ライダーBLACK SUN 視聴時間
全10話、約440分に及ぶ全ての映像を白石和彌監督自身が演出!Prime Videoの視聴ページがオープン!
©東映・東映ビデオ・石森プロ ©石森プロ・東映
今作「仮面ライダーBLACK SUN」の視聴時間の合計は440分。
だいたい一話45分前後ですね。
私はざっくりと45分×10話かなーと計算していましたが、上記の通り公式サイトで440分って載っていましたね。
ざっくり計算はちょっと時間が長かったですね。
(・ω・)ノ
仮面ライダーBLACK SUN 50年前の戦い
本編は現在の時間軸と過去の時間軸が交差する作品。
1972年の50年前の戦い…ヘブンを食べ続ければ歳を取らない怪人である南光太郎と秋山信彦にとっての真実の青年時代の話となります。
ヽ(´▽`)/
二人にとって新城ゆかりと共に…そしてゴルゴム党のメンバーと共に過ごした輝かしい日々。
現代の時間軸では敵として立ちふさがるゴルゴムのメンバーたちですが、50年前の時代にはゴルゴムのメンバーと共に怪人差別を無くそうと戦う青年たち…光太郎と信彦の姿が確かにそこにはありました。
しかし、仮面ライダーと怪人が揃っているゴルゴムでも社会の流れを変える事はできず、結局要人誘拐事件へと発展していくのでした。
正義とはなんだろうか?
(°ω°)
今回の作品は悪とは何かを問いかける作品ですが、主人公たちの過去も同様に正しさを信じて行っていることが誘拐と言う悪事であり、誘拐された側が邪悪な人間である事でどこに正義と悪があるのかが分からなくなっていきます。
過去編では主人公とゴルゴムの過去の因縁は元より、怪人の出生の謎が徐々に解き明かされていきます。
そして心を通わせる信彦とゆかり…二人のために光太郎は一人、全ての決着をつけるために戦いに出るのでした。
…そして50年後の彼の姿に繋がるのです。
ネタバレを伏せつつ語ったので意味が分かんなかったらごめんなさい。
50年前に誰が誰と戦っていたのか…物語のキーになるので伏せました。
仮面ライダーBLACK SUN 物語と感想
アマゾンプライムの仮面ライダーBLACKSUNを視聴完了。
45分×10話。一日で全ての話を一気に視聴しましたが長い一日でした。
ネタバレに成らない程度に感想を語ります。
(・ω・)ノ
仮面ライダーBLACKSUN。
苦い…余りにも苦いドラマでした。
万人に勧めれる作品ではなかったですが、個人的には楽しめました。
(´-ω-`)
最初は怪人達を取り巻く世界観からの解説から入り、ゴルゴム党の暗躍に立ち向かい、最後には怪人達をどう救うのかというお話になっていきます。
真実が明らかになるほど何が正義なのかが分からなくなり救いがない世界。
そんな世界で大切な物を守ろうと煌めくながらも散っていく怪人達。
泥臭く救いが無いはずなのにそんな彼らの姿は胸を打つのです。
(/ω\)
という訳で視聴完了しましたが内容は内臓とか目玉とか飛び散るくらい激しかったので、子供に見せれる仮面ライダーじゃないと思って確認したらちゃんとR18指定になっていたのでちょっと安心しました。
o(^▽^)o
今作「仮面ライダーBLACK SUN」は現代と50年前の時代が舞台。
昭和の規制が緩かった頃の人死にやグロがバンバン出る少年漫画みたいな作品。
あと真面目なシーンのはずなのに、OPでゴルゴム党の看板を掲げた人達の写真が出ると、ふふふと笑ってしまいます。
( ´艸`)
ちゃんと選挙権を持っている日本国民でもある怪人達が、自分たちを守ってくれる政党であるゴルゴム党に票を入れているという世界観ですね。
主人公はブラックサンこと南光太郎でヒロインは学生活動家の葵ちゃん。
作中で仮面ライダーと呼ばれるヒーローは居らず、迫害される怪人を中心としたひたすら泥臭い人間ドラマでした。
今作ではブラックサンもシャドームーンも、社会に翻弄される黒と銀のバッタ怪人でしかないのです。
「…許さんっ!!」
物語の中盤で大切な物を踏みにじられた主人公の光太郎が、仮面ライダーブラックサンに覚醒するのは凄い燃えるシチュエーションでした。
(((o(*゚▽゚*)o)))
シャドームーン?
アイツはひたすら闇を煮詰めていたらスターウォーズのダースベイダー卿みたいになって闇の覚醒していた。
どうして…
_(:3 」∠)_
今作「仮面ライダーBLACK SUN」は登場する人間が邪悪過ぎる作品なので、ついついシャドームーン側に感情移入してしまって、怪人のための世界を作りたくなりますね。
(°▽°)
たぶん「仮面ライダーBLACK SUN」の視聴者の多くが信彦のように闇落ちしていると思います。
_(:3 」∠)_
そしてサンブラックは日蝕の事。
ラストは苦い終わり。
創世王の事件が終わったはずなのに最後の最後で創世王の誕生条件が揃って終わるのが色々酷い。
本当にこれからショッカーでも誕生するんじゃないかという終わり。
…私は仮面ライダーではなくデビルマンを見ていた??
(。´・ω・)?
調べたら私と同じような事を考えていた人が一定数居たのは流石に草www
( ´∀`)σ)∀`)
蝙蝠怪人が各勢力をコウモリしているのも面白かった。
今作は本当に怪人が人間臭いですね。
カニ怪人は悪意が強くて、蟹を怪人にしたらそうなるでしょーという死に方。
(°▽°)
創世王おじいちゃん…
(/ω\)
創世王に意志はあるのか?
ドラマ「仮面ライダーBLACK SUN」を見ていないと分からない命題ですが、
おじいちゃんにも子供を慈しむ心はあったのかなと思うとロマンがあります。
(´-ω-`)ニガイ
そして50年前の舞台のヒロインである新城ゆかりはどういう人物だったのか…
なんというか色々ネタバレになるので今回は割愛します。
♪(´ε` )
という訳で「仮面ライダーBLACK SUN」の紹介と感想でした。
o(^▽^)o
苦い物語ですがそれと同時に大変面白い物語でした。
次々と散っていく怪人達の生き様は色々と考えさせられる物語だったので、是非この苦みを他の人にも味わって欲しいです。
( ´ ▽ ` )
今回はこんなところです。
(・ω・)ノ