今回の冬色工房の記事は最近読んだ書籍・ライトノベル・漫画のお話です。
冬色のお勧めの小説の紹介と感想の記事ですねー。
(・ω・)ノ
この記事は本日二つ目の記事になります。
↓一つめはこちら。
◇DMM
目次
【コミック紹介・感想】ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ
作者:魚豊
あの人に、好きな人はいるのかなーー
あの時話していた言葉の意味ってーー抱いた恋心が溢れるとき、世界を動かす謎に迫っていくーー!
『チ。』『ひゃくえむ。』の魚豊が描く、圧倒的新機軸、前代未聞のラブコメストーリー!!
2023年~2024年にマンガワンで連載していた漫画作品。
作者は先日アニメを紹介した『チ。』の魚豊さん。完結済み。
社会に搾取される側というかなんというか普通の人より若干頭が弱い青年が恋愛に悩んでいたら陰謀論にハマってしまうお話。
作者さん繋がりで発見してちょっと前に冬色が読んでいた作品。
(・ω・)ノ
なんというか大学生とか新社会人の人に読んで欲しい作品。
( ´ ▽ ` )
一言で言うと邪悪な『チ。』(ぉぃ。
(°▽°)
『チ。』の地動説を気が付いた時の”気づき”の演出を邪悪側にした作品で、『チ。』の後でこの作品を描いた作者さんのヤバさが際立ちますね。
ワクワクとは違った、これから主人公がどうなってしまうのかというドキドキのために先を読み進めてしまう作品です。
(°ω°;)
主人公は非正規の簡単な工業作業で疲れ果てている青年。
(・ω・)ノ
ふとしたことから好きな人が出来て仲良くなって舞い上がる主人公。
(*´ー`*)
そして女子大生のヒロインちゃんは主人公と同年代だけど凄いハイスペックなお嬢様さまで、ボランティア活動とか熱心な行動力のある女性。
運よく仲良くなれた主人公はデートや色々な話をしたりと仲を深めます。
(/・ω・)/ワーイ
なんというか懐かしの電車男とか思い出しました。
o(^▽^)o
しかし、ある日ヒロインちゃんのSNSに噛みついている陰謀論のアカウントを見つけた主人公は、ヒロインちゃんに良いところを見せるために近所の陰謀論の団体の所へ凸。
それが主人公が陰謀論にハマってしまう最初の接触になるのとは思いもしなかったのです。
(ノ∀`)アチャー
主人公が凸した先にいたのはサングラスに帽子をかぶった年齢不詳の人物”先生”。
意味深な事を主人公に喋り続ける先生の雰囲気に飲まれてしまい、結局何もできずに帰宅する主人公。
しかし、主人公が陰謀論なんてと最初は思っているんですが、主人公の周りで”先生”が喋っていた符号が揃い出してしまい…
「…あれ? あの陰謀論者が言っていた符号が本当に? いやいやまさか―――」
「―――気が付いてしまいました。」
「!?」
この流れが本当に丁寧に描写されていますね。なんでそこまでこの作者さんマルチとか陰謀論にハマる人の心理にとか仕組みに詳しいんですかね??
( ´∀`)σ)∀`)
『チ。』の時には天動説と地動説の「あれ?これってこう考えたらピタッとピースがハマってしまうんじゃない…」という”気づき”の見せ場。
(°ω°;)
今作だと気付いていけない”気づき”によって、主人公がどんどん陰謀論にハマっていくのが本当に怖いです。
(/ω\)
冬色的には個人的には面白さよりも勉強になるなーという感想が強いかったですね。
( ´ ▽ ` )
主人公は昔の”論理的思考”が褒められたことにしがみつく全体的に弱者男性の特徴詰め合わせみたいな青年。
主人公の特徴全てに当てはまる人は少ないかもしれないけど、一部一部だと自分や友人の似ている個所がある…つまり誰でも今作の主人公のように陰謀論にハマる可能性があるんですよね。
σ(^_^;)
「多分陰謀なんてないよ」
「えっ…」
「きっと大きな不安と小さな偶然があるだけさ」
「―――っ」
大きな行動をしよう行動し始める”先生”を前に組織を脱退したメンバーが主人公へ送る言葉。
これが凄い今作を表しているんですよね。
( ´ ▽ ` )
主人公は何度も自分が間違っているんじゃないかって悩むんですが、その度にこんなに頑張ったのに…こんなに時間を費やしたのに…これが間違っていたら今までの自分の努力はなんだったんだって結局陰謀論を信じてしまいます。
(ノ∀`)アチャー
これってマルチ商法とかにひっかかる人、引っかかった後でも自分が詐欺に引っかかってしまったけど信じれない人の心理なんですよね。
そして終盤には主人公の前の”選ばれ者”が現れて主人公に陰謀論の手口を教えてくれます。
(°ω°;)
陰謀論を主人公に語る人も、それが無くなった自分がただの一般人になることが受け入れられずに陰謀論を信じるために呟き続けているんですよね。
_(:3 」∠)_
なんというか冬色も友人がマルチにハマってマルチの集会に連れていかれた事があるですけど、心理描写が思い当たる所がチラホラあって読んでいて辛かった…しかし、これからどうなってしまんだというで今作の物語に引き込まれてしまいましたね。
⊂⌒~⊃。Д。)⊃ばたっ……
ほんとにね! 生き生きとしてるんですよ! マルチとかにハマった人って! だから友人知人がハマった時に彼・彼女の目を覚まして良いのかなって、夢を見ていた方が幸せなんじゃないかなって思ってしまうんですよね!!
ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
そして主人公の”論理的思考”も自己暗示で袋小路に自分から入ってしまうギミックなのはエグイ…。
(´・ω:;.:…サラサ
ともあれ「ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ」は万人が楽しめる作品ではないですが、その陰謀論の説得力に他人を引き込む力のアル作品。
(/・ω・)/ワーイ
恋愛の話のはずがどんどん主人公は良くない方向へ足を踏み入れてしまうところが見所というか怖いもの見たさで目が離せない所。
ドキドキ( ° ω ° ; )ドキドキ
興味が湧いた人は最初の方だけでも読んでみると良いかと。
作品の雰囲気が分かるとズルズルと先が気になって読み進めてしまいますからね。
(*´∇`*)アハハ
ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ X(旧Twitter)での感想
15世紀ヨーロッパにおける地動説の信念がテーマ「チ。」の魚豊先生の作品「ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ」読んだ。現代の陰謀論に関与する若者を描いて、強烈なシニシズムと思いきや、恋やシーンの描写がコミカルですごく面白かった。あと、表紙外すと週刊誌の表紙のようで、お仕事が丁寧で好き pic.twitter.com/kbpo8wKg9D
— 都内で戦う田舎者 (@TosatokenKaitai) February 23, 2025
「ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ」魚豊
箕輪厚介さんの感想を、岡田斗司夫さん@ToshioOkada が解説していたので購入。全4巻読了。チ。の作者。
どこにでもいる非正規雇用の19歳渡辺が陰謀論者になっていく様子が描かれる。「承認格差」の時代。格差は今後拡大していくだろうね。 https://t.co/8KswvJGxMy pic.twitter.com/ybkONMPaeS— エスエス (@kabushi_ss) January 28, 2025
『ようこそ!factへ』、一巻がほんまに辛いんだけど、3巻のこの青年が出てくるところまで読んでみてほしい。その先もちゃんと辛いので。
(魚豊『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ (3)』p.96) pic.twitter.com/P6vBCGy4Dt— 三崎律日 (@i_kaseki) February 3, 2025
『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ』 軽い気持ちで読んでみたけど、コレもっと話題になっていい漫画だと思った。 めちゃくちゃ残酷な漫画だ。 最終回の後も「じゃあ結局どうすればいいのか」という微妙な後味の悪さが残り続ける。 pic.twitter.com/yR2tnmDUc0
— けんけん (@_kemkem) January 25, 2025
チ。の作者が描いている「ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ」
すんげえ面白くて全4巻一気読みした。陰謀論にハマる非正規労働の青年の話だけど、圧倒的に知能も教養も文化的背景も差がついている同い年の女子大生に恋をすることで余計に非情なストーリー構成になっている。 pic.twitter.com/jI3YrthZTS— もの (@MONO_ISHI) January 24, 2025
書籍・ライトノベル・漫画の紹介は以上になります。
今回はこんなところです。
(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
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