Dジェネシス【書籍化】【現代ダンジョン】【小説家になろう】【小説感想】

Dジェネシス

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今回は小説になろうの小説をご紹介。

(・ω・)ノ

Dジェネシス ダンジョンができて3年

 
 

キーワード R15 残酷な描写あり 日常 冒険 平成 ダンジョン チート 男主人公
ジャンル ローファンタジー〔ファンタジー〕

 

地球にダンジョンが生まれて3年。
総合化学メーカーの素材研究部に勤める上司に恵まれない俺は、オリンピックに向けて建設中の現場で、いきなり世界ランク1位に登録されてしまう。

あり得そうな世界であり得ない力を持たされた主人公が、世界の趨勢になるべく関わらず生きていこうとする、緩い(彼の希望)物語。設定はハードSFなのに、主体は主人公の日常です。

2020/02/05 KADOKAWA様から書籍版の1巻が発売されました。
2020/08/05 2巻が発売されました。
2021/01/26 3巻が発売されました。

書籍版とストーリーが変わってきましたので、こちらは(web版)とさせていただきます。

なお、この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等はどんなに似ていようとも架空であり、実在のものとは関係ありません。

改稿は、誤字脱字、表現修正で、再読は不要です。

 

作者:之 貫紀
掲載サイト:小説家になろう
 

之 貫紀さんの小説家になろうの小説。

なろうのレジェンド、書籍化済みで漫画化済みの人気作品。

いわゆる現代ダンジョンモノ。

以前は副題の「ダンジョンができて3年」の方が題名でした。

書籍化した辺りの時期に題名が今の「Dジェネシス」に変更。

ダンジョンが地球に現れて3年、人類がダンジョンにそれなりに適応しつつも今だ手探りをしている世界。

主人公が事故でモンスターを倒した事からレアスキルをゲット、そこから後輩の女の子と一緒に会社を辞めてダンジョンを楽しく調べ始めるお話。

チートスキルをゲットしたのにダンジョンの低層でスライムに洗剤をかけたり、ドロップアイテムやモンスターの発生について研究し始める異色作。

今作の紹介をする前に書籍七巻を読んだ紹介を先にしてしまいましたが許してねー。

ヽ(´▽`)/

 

冬色が凄い好きな現代ダンジョンモノの小説家になろうの書籍化小説。

作者さんの更新ペースは速く、Web小説は一時期毎日のように更新してくれていました。

しかし書籍化以降は更新頻度が落ちて、Web版は現在ほとんど停止しています。

(/ω\)

なんでも書籍の方で加筆修正をしすぎてWeb版と乖離してきたため、どちらがどちらなのかを把握するために書いた小説を読み直す必要が出てきてしまった事が原因とかなんとか。

読み直していると書く時間が溶けてしまうんですって。

なんというか元はWeb版で追っていましたし書籍版は書籍版で面白いので両方ハイペースで更新して欲しい(暴言)。

(°▽°)

 

物語は地球にダンジョンが現れて数年後の世界が舞台。

科学系のブラック企業に勤めているおっさん芳村 圭吾が主人公。

世界はダンジョン産の素材で盛り上がる中、主人公の勤めている会社は業界の下っ端なのでダンジョン産の素材を扱わせて貰うのは夢のまた夢。

そんな彼が仕事中にダンジョン発生に巻き込まれてしまいさあ大変。

ダンジョン生成に巻き込まれて高レベルのボスを事故で倒してしまい凄いレアスキルをゲット、後の検証で発覚する経験値ボーナスまで入った結果、人類最強の経験値をゲットしてしまうのでした。

ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪

そしてダンジョンが発生して数年しかたっていないため、ゲームなどのように明確なレベルを測定する方法は無し。

この辺りの設定はゲームじみた設定ではなくてリアル寄り。

しかし話が進んでくると出て来る鑑定スキルによって、ダンジョンの影響を受けた通常の人体以外の能力の計測に成功してステータス計測までやってしまいます。

(*´∇`*)アハハ

 

ダンジョン探索というと探索や冒険がメインのお話が多いですが、この作品の場合は主人公と相棒の後輩の女の子が共に研究者気質のため、ダンジョンでの不思議効果などの検証からスタートします。

序盤は本当にダンジョンの1Fをフラフラしながらの検証。

主人公があまりにも普通の恰好でウロウロするものだからしまいには自殺志願者なのかと疑われる事態にw

( ´艸`)

ダンジョン探索用の会社を設立から、使用するための時間制限有りのスキルオーブのオークション開催。

他の人たちが普通の探索者として冒険している横で、楽しい実験をしながら主人公のレアスキルの検証しながらダンジョンの新しい性質を発見して大金を稼ぐのだー。

ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪

基本はダンジョンの不思議を研究、特性を発見した主人公達がそれを使ってお金儲けや、今のうちに対処しておかないとまずい事を国や役所に放り投げていくスタイル。

主人公達が作った波紋で他の冒険者はもちろん他の国まで巻き込んだ事態が発生する事も。

(°▽°)

基本は人類最強のステータスを持っている主人公がなんとかするものの、元は研究職で戦闘や冒険では色々抜けている面も。

序盤からの伏線が後半でどんどん影響が広がっていくのは見ていて楽しいですね。

(*´ー`*)

ただし作者さんが用意した伏線やフラグを主人公達が回収する必要があるため、読者さんの中には主人公が作者さんの都合で動かされている感じがするという意見も。

この辺りは気になる人は気になるって感じですね。

(°▽°)

冬色の場合は主人公が作者さんに動かされているなーと思う場面場もあるにはありましたが、作品自体が面白いので気にならず楽しく作品を読ませて貰いましたね。

(/・ω・)/ワーイ

後は書籍化の後でWeb版の更新が滞ってしまったのが難点ですねー。

ヽ(´▽`)/

書籍版は序盤はまだまだWeb版と乖離していませんが、書籍版ではWeb版にないフラグをどんどん仕込んでいくスタイル。

Web版でもそうですが、主人公達の行動がどんどん周りに影響していくので、書籍版だけのフラグが後々大きな波紋となって世界に広がっていきます。

…書籍の帯とかで「Web版では秘密にしていたあれこれがバレて!?」みたいな謳い文句があっても、サクッと火種が消化されてしまう事もあるのは笑う所ですね。

( ´艸`)

 

主人公達が興味を持って調べるのはダンジョンの材質の調査から、ダンジョンの食材。リポップの検証。

ダンジョンルールに明記されていた20層以降での鉱物のポップに、ダンジョン生成時の影響で階層が複雑な事になっている横浜ダンジョンを主人公達が買い取って、スライム対策や作物の研究したりもします。

相棒の三好ちゃんが入手した鑑定スキルと高価な医療機器を使用して人体や脳の検証によってステータスと呼べるものを計測していったりもします。

ダンジョンのルールやダンジョンを作成した謎の存在など、主人公達がダンジョンに関わった事で今まで普通の人間たちがスルーしてしまっていた事を主人公たちなりのアプローチが行われた事で次々に明らかになっていきます。

こういう普通じゃないダンジョンへのアプローチが読んでいて面白いです。

(/・ω・)/ワーイ

ただし、主人公の最強能力によるバトルシーンもありますが、主人公達がそもそも戦う人では無く研究職の人間なのでそういう描写は少な目。

基本は手に入れた未公開のスキルなどで、自分達が調べたい事興味がある事に全振りしてチートしていたりします。

見所はやはり主人公達が未知の情報を発見して、活用していくところですね。

一応は大人の最低限の義務として、公開しておいた方が良い情報や自分たちだけではどうしようもない情報は役所に丸投げします(ぉ。

(°▽°)

書籍版はWeb版よりも面白くなっていますが、窮地を演出するために六巻ではポッと出の敵役に窮地に追いやられたりします。

主人公達が台風のように周りを振りますのが楽しいので、書籍六巻では演出のために強引に敵キャラを差し込んだように見えてちょっとモヤっとしました。

(;´・ω・`)

まあそれくらいで完成度は高くて毎回楽しませて貰っていますね。

o(^▽^)o

 

ヒロインは相棒ポジションの主人公の元勤め先の後輩三好ちゃん。主人公がスライムで遊んでいる所を助けた新人芸能人コンビ。ゲストや出番少な目で主人公に助けられた女の子や、主人公達がサポートする事になる国所属のパーティーの女の子達と言った感じ。

登場する女の子で主人公の相棒の三好(みよし)さんと、主人公がピンチな所を助けた冒険者の三代(みしろ)さんで名前が似過ぎていて読み難かったかなー。

(´▽`)

冬色の中では主人公の後輩の三好(みよし)さんは書籍化される前はFateシリーズのBBちゃんのイメージでしたね。

書籍版はリアルとか実写よりのイラストレーターさんが担当。

「Dジェネシス」も現代ファンタジーではありますが、リアル側に寄せているのでイラストとはマッチしていますが、冬色的には萌え系のイラストが好みなんでちょっと残念。

(/ω\)

 

後は小ネタですがWeb版の新章で主人公の芳村達のように未知のスキルを手に入れたまるで主人公みたいな少年が投入された事がありますね。

その時は感想欄が荒れてしまい、作者さんが途中で没にして書き直した事がありました。

これも今までは主人公達が台風の目のように周りを良くも悪くも引っ張るポジションだったのですが、新キャラの少年の行動で主人公達が引っ掻き回されていくのは冬色も読んでいてモヤっとしましたので、荒れる気持ちはちょっと分かりました。

他の人と違う視点で作品を作れるのが今作の作者さんの魅力ですが、たまに読者が求めているものと作者さんが書くものとで不一致が起こると乾燥欄が荒れるイメージ。

Webアーカイブを漁るともしかしたらその話も読めるかもしれませんねー。

話題に出してしまいましたが、一応作者んさんが消した作品なので、アーカイブを探してリンクを置いたりするのは止めておきます。

σ(^_^;)

 

「Dジェネシス ダンジョンができて3年」は普通とは違う現代ダンジョンモノ。

着眼点が違うのが作品の味ですが、研究してばかりなので激しいバトルとかは全然無いので好みが分かれる作品ではあります。

本当に何度か読み直すくらい好きな作品なので、他の人にもぜひ読んで欲しいですね。

ヽ(´▽`)/

というか読んで(圧。

(°▽°)

漫画版

 

Dジェネシス ダンジョンが出来て3年

© KADOKAWA CORPORATION

漫画版もあります。

コミックウォーカーさんのところで数話試し読みができるので、気になったら覗いてみると良いかなと。

(・ω・)ノ

今回のお話は以上になります。

(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪

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