キョン子の迷宮細腕繁盛記【ダンジョン】【とねりこ】【やる夫スレ感想】

やる夫スレのおはなし

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今回はやる夫スレ作品の感想と紹介を記事にしました。

(・ω・)ノ

キョン子の迷宮細腕繁盛記

 

キョン子の迷宮細腕繁盛記

 

タグ:オリジナル R-18表現含む

作者:とねりこ ◆AXHRLJP1Xw

まとめサイト暇な時にやる夫まとめ

オリジナルファンタジー世界の迷宮運営物、かつファンタジー異世界での人間勢力での成り上がりもの。

もちろん技術チートや内政パートもあります。

長編。連載中。一応R18。

「やる夫は見えている地雷を踏んだようです」のヒロインの一人、キョン子(涼宮ハルヒの憂鬱・二次)をオリジナルファンタジー世界に突っ込んだお話。

とねりこ ◆AXHRLJP1Xw

作者のとねりこさんの代表作は女神転生の二次「やる夫は見えている地雷を踏んだようです」。

地雷完結後は地雷とは関係のない作品も作成しますが、地雷の派生作品の作成が多め。

R18作品はえっちなハーレムモノが基本。

作品の傾向としてはバトルシーンは少な目で、女神転生の設定やファンタジー世界の設定を独自解釈して主人公に技術チートをさせるものが多いですね。

 

キョン子の迷宮細腕繁盛記

未知のファンタジー世界のダンジョンのコアの力により、「やる夫は見えている地雷を踏んだようです」のヒロインの一人、キョン子(涼宮ハルヒの憂鬱・二次)がダンジョンマスターとして召喚されたという出だし。

「やる夫は見えている地雷を踏んだようです」の異界・異世界の設定が下地にあり、この世界のキョン子は「やる夫は見えている地雷を踏んだようです」の世界のキョン子の分霊という扱いに近い感じ。

ただし本体との接続が途切れていて、記憶も曖昧な事に加えてレベルも超絶弱体化。

こんなのは遭難したような状況と変わらないよなーと、頑張って現世にアクセスしようというのが目標に。

なおキョン子を召喚したダンジョンコアは悪魔のように色々道を踏み外させようと誘惑してくるもよう。

 

序盤は迷宮を運営しつつ、ダンジョンの近隣勢力の調査と接触。

現代知識チートをしつつ地盤を固めるのだー。というお話。

キョン子は「やる夫は見えている地雷を踏んだようです」のやる夫のヒロインの一人で、やる夫の一線級の戦力とはいかないもののやる夫とは上司と部下かつ保護者と被保護者ほ関係でもあります。

なのでやる夫の教育で知識チートや戦闘チートの下地は万全。

「キョン子の迷宮細腕繁盛記」では相棒の暴走役のハルヒが居ないため、ダンジョン運営はブレーキ役のキョン子一人で慎重に動いていく感じ。

知識チートもやる夫達研究職の人間と違い、授業を受けただけの人間のためいきなり女神転生の異界をポンポン作るようなチート技術を再現…という訳にはいかないです。

ただしこのファンタジー世界ではダンジョンポイントを消費してアイテムを作ることは可能で、あとは持ち前の知識を頼りに手探りで現代知識チートをやっていく感じ。

ダンジョンの設定としてはダンジョンのボスを倒すと乗っ取ることができ、キョン子が出現した人間勢力の王国内ではダンジョンを所有すると貴族に成れるため、キョン子のダンジョンのような手ごろなダンジョンは立身出世を目指す冒険者や勢力拡大を狙う国内貴族からも狙われてしまいます。

しかしダンジョン管理機能は「やる夫は見えている地雷を踏んだようです」の異界の知識を流用する事ができるため、やる夫の薫陶を受けたキョン子はダンジョンを魔改造はできなくてもこの世界の住人とは違った形でダンジョンを使う事ができるようで…

この辺りの序盤はダンジョン物の定番を踏襲。安心して読めますね。

(・ω・)ノ

 

中盤は近隣の人間勢力”王国”に所属しての成り上がりもの。

現代知識チートで農業チート。

召喚された異世界がダンジョンの生成物のせいで歪な社会構造になっているため、キョン子はダンジョンポイントによる物資に頼らない物資の加工などを頑張って推し進めていくことに。

政治が分かっていない凸してくる冒険者や下級貴族を蹴散らしつつ、キョン子は自身の安全のために人間勢力圏で立身出世をするのであった。

ダンジョンパートではダンジョンコアのランダム召喚にて「やる夫は見えている地雷を踏んだようです」のキャラを召喚。

キョン子のメンタルと物語の都合で強キャラの召喚は無しの縛りプレイ。

…地雷のやる夫とか召喚しちゃうと主人公が交代して、全部解決しちゃうから仕方ないね。

(´・ω・`)

ただし信頼のできるキョン子の同世代の若手キャラを召喚。

価値観が同じキャラが来たことにより現在のダンジョンの内情の相談ができるようになり、急速に勢力を拡大していくのだった。

他の王国以外の勢力と接触したり情報を集めた事でキョン子がポップした王国の守護神”水の女神”や帝国関係の背景もわかるようになってきて…

徐々に王国外勢力や”異世界”の設定も調査して判明。

この世界で仲良くなった勢力やダンジョンコアの力で召喚してしまった仲間を守るため、キョン子はダンジョンの力を利用して勢力を拡大していくのであった…

 

読んでて楽しいキョン子主人公の良質なダンジョン運営もの。

(・ω・)ノ

戦闘描写は少な目で作者のとりねこさん特有の設定語りが好きな人にはたまらない感じ。

ただし、「やる夫は見えている地雷を踏んだようです」の設定を下地にしているので、先に「やる夫は見えている地雷を踏んだようです」を読んでおかないと色々とついていけない設定もチラホラ。

キョン子を召喚したダンジョンのコアの”ランダム召喚”で呼び出す仲間も「やる夫は見えている地雷を踏んだようです」を読んでいないと話に付いていけない箇所もあるのが難点。

…この作品「キョン子の迷宮細腕繁盛記」を読み始めた時点で「やる夫は見えている地雷を踏んだようです」が数年前の作品だったので、私は出てくるキャラが分からなくて読み直した。

(/ω\)

「やる夫は見えている地雷を踏んだようです」の主人公だったやる夫は現時点では出てこないので、えっちなのは控えめ。…というか番外編以外はえっちな要素は皆無です。

とりねこさんは特にNTL作品を作っている方でもないですし、地雷ではキョン子はヒロインの一人でしたので、地雷のやる夫が居ないんじゃ濡れ場が発生しようがないですからね…

今回はこんなところです。

(・ω・)ノ

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